大天使ルシエル

アルカンゲロイ。

大天使を書く、とならば。


たぶん、はじめは、

大天使ルシエル。


たぶん、じゃないな。


そうすると、ぼくの心に、そう、あった。


美しく、きらめいている、

すべてがあるかのような、

天使、そのもののようで。


ルシファーという名の

色んなことばは、


すなつぶのような、ひとつの、

かけらでしかないように。


ぼくには、そう感じられてしまっている。


ぼくには、大天使ルシエルは、

時の中で、ただ、できることをしている、


ように。


ぼくには、ただ、そう、見えている。


まだ、コスモスもいない、世界の中。

大天使ルシエルは、ただ、選んでいる。


だけ、なのかもしれない。


どのような存在であっても、道があり、

あるようで、ないようでも、道があり。


大天使ルシエルにも、ただ、道がある。


だけ、なのかもしれない。


心に、思いが生まれる中。


いつになく、不透明な心を、

見つめながらも、知りながらも、


大天使ルシエルも、たぶん、

選んでいるだけなんじゃないかな。


時のさなか、不透明な心を、


ひとつのはずのものが、


ふたつに、みっつにと。


見つめていても、知っていても、

大天使ルシエルの心は、もう、


決まっていたんだと、

ぼくには、見えてくる。


大天使ルシエルは、ただ、やさしい。


天使みんなやさしいけれど、

天使それぞれの個がある中で、


大天使ルシエルの、ただ、やさしいは、

たぶん、はかりしれないものがある。


バカといってもいいのかもしれない。


そういったって、ただ、やさしい

ほほえみを、見せてくれているんだから。


ほんと、バカかもしれないけれど。


ほんと、ただ、やさしい、

愛おしいバカかもしれないね。


たとえ、どんなで、あったとしても。


ぼくは、大天使ルシエルの心を、

なでなで、したいと思っている。


天使だから、大丈夫だけれど、

天使だから、大丈夫でもない。


気がするから。


天使も、また、生きているのだから。


どんなであっても、


大天使ルシエルは、

大天使ルシエルで。


ただ、やさしい、

ひとりの天使で。


いまを生きている。

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